理事長あいさつ

  • トップページへ戻る
  • 印刷用ページ

2017年4月1日 更新

当院理事長からのごあいさつです。

理事長 田中 雅夫理事長 田中 雅夫

 
 市民病院が地方独立行政法人となって、第二期中期計画(4年間)の初めの平成28年度が終わりました。

 この1年間は、日本医療機能評価機構の病院機能評価(一般病院2 機能種別版評価項目3rdG:Ver.1.1)に前年度の3月に受審(6月合格)したあと、DPC対象病院への転換(4月)、健診センターの整備拡充(5月)、緩和ケア病棟新設(7月始動、8月特定入院料算定開始)、5階西病棟の地域包括ケア病棟への変換(10月)、感染病棟の整備(10月)、救急部の改築(11月)、地域医療支援病院承認(2月)など、目まぐるしく改革・変革が進みました。
 一部残ったポリグラフ連動のCTアンギオ装置導入と、内視鏡室と「女性と子どもの病棟」などの本館改築が済めば、2017年夏からは陣容が全て整います。心臓血管系や下肢の動脈硬化のカテーテル治療もより安全にできるようになります。

 この1年余りの間に日本消化器病学会認定施設(H28年1月)、日本消化器内視鏡学会指導施設(12月)、日本救急医学会救急科専門医指定施設(H29年1月)の認定を得ました。救急科専門医指定施設は下関市内では初となります。逆に、地域医療支援病院の承認は下関市内の総合病院としては最後になりました。地域の先生方から患者さんを紹介していただく割合を示す「紹介率」が、上昇していく基準に達しなかったために遅くなってしまっていたのですが、これは裏を返せば、市民の皆さんが昔から市民病院に親しみを持って、紹介なしに自分で受診されることが多かったことによるのではないかと思っています。紹介状なしで来られた患者さんが地域の先生方への紹介状を持って退院して行かれるのですから、市民病院から他施設への「逆紹介率」が100%を超えて非常に高いこともそれを示しているのでしょう。親しみを持っていただけるのは大変嬉しいことなのですが、市民病院のような総合病院には、かかりつけの先生が診察されて、より専門的な検査・治療が必要と判断された患者さんの診療にあたるという大きな役目があります。どこかが初めて具合が悪くなった方は、まずお近くのかかりつけの先生を受診していただき、その判断を紹介状に書いていただいてから受診していただくようにぜひお願いしたいと思います。そうしないと、外来に患者さんが多くなり過ぎて長い時間お待たせすることになってしまいますし、医師やその診療を支えている多くの職種の人たちの過重労働にもつながります。

 市民病院は、皆さんの健康な生活を守るべくこれからも努力を続けます。同時に、医療に携わる職員のためにもやりがいのある働きやすい環境を整えないといけません。政府もその両方のために、総合病院とかかりつけ医の間の綿密な連携(「病診連携」と言います)を推進しています。どうかご理解のほどよろしくお願い致します。