2023年6月27日 更新
クリニカルパス推進委員会について
クリニカルパスは、医療スタッフと患者さまが治療計画の情報を共有するため、標準化したルールで患者さまのスケジュールを時間軸に沿ってまとめたものです。クリニカルパスには、患者さまが入院されてからの治療や検査の予定以外にも、看護師のケアや薬剤師・管理栄養士による指導計画なども記しています。
このように、事前に詳しく予定を立てておくことで、治療の質を一定以上に保ちつつ、効率的にチーム医療が実現できます。また、クリニカルパスをお示しすることで、患者さまにも明確な診療情報を提供することができ、安心して治療や検査を受けていただけます。
患者さまにとってクリニカルパスのメリット
- 入院から退院に至るまでの治療過程が分かるので、安心感がある。
- 治療の内容を理解することにより、医療スタッフとのコミュニケーションが活発になる。
- 患者さま自らが積極的に治療に参加することができる。(自己決定・自発性の尊重)
- 適切な医療提供により入院日数が短くなる。(医療費を抑えることができる)
当院では、1999(平成11)年より外科系の3つの入院治療のために、クリニカルパスの活用を始め、患者さまより好評を得ました。そして、だんだんと種類を増やしてきました。また、各々のクリニカルパスを見直し、改良を重ねております。
クリニカルパス推進委員会の活動
クリニカルパス推進委員会は、このようなクリニカルパスを使用した診療を進めていくため、いろいろなお世話をすることを目的に設置され、多職種の委員が協働してこの任務にあたっております。最近では、地域の他医療施設との連携診療の重要性に鑑み、地域連携クリニカルパスの開発にも取組んでいます。
診療科別のクリニカルパス
診療科 | 種類 |
---|---|
消化器内科 | 3 |
循環器内科 | 6 |
腎臓内科 | 4 |
糖尿病内分泌代謝内科 | 2 |
外科 | 8 |
呼吸器外科 | 7 |
心臓血管外科 | 6 |
脳神経外科 | 6 |
小児外科 | 2 |
整形外科 | 40 |
眼科 | 10 |
耳鼻咽喉科 | 11 |
泌尿器科 | 4 |
歯科・歯科口腔外科 | 2 |
感染管理 | 2 |