2021年10月5日 更新
生化学検査は、生体内の化学物質を測定しています。
これらの成分の増減により、疾患や、臓器の異常を推定することができます。30分~40分程度で結果が得られるように迅速対応をしております。
また、測定データは、即診断につながりますので、正確な検査データを常に提供できるように分析機器の精度管理を徹底しております。
導入している自動分析装置(JCA-ZS050)は、同時に100項目、1時間に最大1800テストの処理が可能です。
糖尿病関連検査
血糖値を測定することは、糖尿病診断において重要です。必要に応じて次のような検査が行われます。
- 血糖値検査…食事の影響を受け、食後約1時間で最も高くなります。
- 経口ブドウ糖負荷試験…75gのブドウ糖水を飲み、経時的に血糖値を測定し、負荷前(空腹時)と負荷後(2時間)の血糖値で判定します。
- グリコヘモグロビン検査…過去約1~2ヶ月前の平均血糖値を表し、糖尿病の病態の推移や、治療の管理に用いられます。当院では、HPLC法による装置HA8190Vで測定しております。
生化学検査部門では、「NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)」にも参加し、患者さまの栄養管理への協力も行っております。