2023年5月9日 更新
血液検査
血管内を流れている血液細胞(白血球・赤血球・血小板)や、血色素(ヘモグロビン)の質や数量の変化を検査しています。血液細胞の形態は顕微鏡を用いて検査し、細胞数や血色素量は分析器を用いて検査します。この検査によって、貧血や血液疾患の疑いがあるかなどが分かります。
また、血液疾患の鑑別が必要になった場合は、 血液を造っている工場である骨髄(骨の中にある組織です)の検査を行います。
血球計数装置+血液標本作製装置 末梢血液中の血球細胞
凝固検査
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血管内では何かの原因で出血しても、速やかに止血機能が働き、血液を失うことを防ぐ仕組みがあります。
止血する機能の状態を調べる検査が血液凝固検査です。この検査は、止血異常や血栓症などの評価に有用です。
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血液・凝固系に異常を認める疾患及び症状もしくは急変が疑われる場合には、速やかに臨床(特に血液内科)とコミュニケーションをとり、病態の早期発見・早期治療に繋がるように心がけています。