2021年10月5日 更新
一般検査では、尿や便、体腔液の検査を行っています。それぞれの化学的な性状や形態を調べます。
尿検査
試験紙検査や顕微鏡による検査にて腎臓や尿路の異常を見つけることができます。
試験紙検査 | 比重・PH・たんぱく・糖・潜血・ケトン体・ビリルビン・ウロビリノゲン・亜硝酸塩・白血球 |
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顕微鏡の観察 | 尿中細胞や細菌、結晶などの有無を確認 |
便検査
便検査では主に潜血検査により腸など消化器系の異常を検査しています。 また寄生虫卵のチェックを行っています。
その他の検査材料
髄液、胸水、腹水、心のう液、関節液などが体腔液検査材料として検査されます。
ピロリ菌検査関連
胃潰瘍(いかいよう)患者の胃組織からはピロリ菌が検出されることが多く、 胃潰瘍の原因の一つとされています。ピロリ菌の存在を確認し、除菌する治療が行われております。
尿素呼気試験
検査用の錠剤を服用していただき、呼気ガス(吐く息)に変化があるかどうかを調べることにより、 ピロリ菌の存在を確認する検査です。専用のガス分析装置にて測定します。 当院では、POC oneを用いております。