拠点病院の概要
災害拠点病院の指定
平成8年12月6日、県からの災害拠点病院の指定を受け「災害時の医療救護活動に関する協定書」を締結。
これにより地震などの災害や大規模な事故の発生時には医療救護班を派遣したり、被災患者の受入れを行ったりします。
DMATとは
チームは医師、看護師、業務調整員(事務職員など)で構成され、大規模災害の被災地や多数の傷病者が発生した事故現場において、急性期の医療支援を行うことがDMATの目的です。
当院は、平成21年7月に山口県から「災害派遣医療チーム指定医療機関」として指定を受け、消防機関、自治体等との合同訓練等に参加し大規模災害時にDMATとして活動対応できるように各機関と連携を図っています。
今後もいつ起こるかわからない災害に備え、DMATとしての様々な救命活動が確実に行えるように訓練等へ積極的に参加し、出動要請があった場合、速やかに出動できるような体制づくりに努めています。
活動の記録
令和6年能登半島地震出動について
令和6年1月1日に発生した能登半島地震に際し、山口県1次隊として当院DMAT(医師1名、看護師2名、業務調整員(医師、看護師以外の医療職及び事務職員)2名)が派遣されました。
1月11日に下関を出発し、12日から17日まで石川県七尾市で活動を行いました。
現地では、金沢市内への入院患者搬送を中心に周辺病院の被害状況の調査、高齢者施設での食事や入浴介助などの活動を行い、1月18日に当院へ帰着しました。
被災された皆さま方には心よりお見舞い申し上げるとともに、一日でも早い復興を心よりお祈り申し上げます。
今回の経験を生かし、今後も災害拠点病院としての責務を果たせるよう努めてまいります。
令和2年7月豪雨災害について
令和2年7月4日(土)から九州南部地方で発生した豪雨災害に関し、7月6日(月)に厚生労働省DMAT事務局より中国ブロック管内のDMATに派遣要請がありました。
それに伴い、当院のDMAT(医師1名、看護師3名、業務調整員1名)が出動し、7月7日(火)に現地入りしました。
熊本県人吉市周辺の避難所及び病院などの支援及び調査活動を行い、7月10日(金)に当院へ帰着しました。
被災された皆さま方には心よりお見舞い申し上げるとともに、一日でも早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
今回の経験を生かし、今後も災害拠点病院としての責務を果たせるよう努めてまいります。
平成30年西日本豪雨災害について
西日本豪雨災害を受け、7月8日(日)厚生労働省DMAT事務局より派遣要請がございました。それに伴い、当院のDMAT隊5名(医師1名、看護師3名、業務調整員1名)が広島県に向けて出動し、9日(月)、現地入りいたしました。
三原市内での避難所支援活動や透析施設の調査活動など、48時間の活動期間を終え、11日(水)無事帰着いたしました。
被災された皆様方には心よりお見舞い申し上げるとともに、1日でも早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
今回の経験を生かし、今後もより一層、訓練や演習につとめてまいります。
平成28年熊本県熊本地方で発生した地震について
平成28年4月、熊本県熊本地方で発生した地震を受け、17日(日)厚生労働省DMAT事務局より派遣要請がございました。それに伴い、当院のDMAT隊4名(医師1名、看護師2名、業務調整員1名)が出動し、同日、現地入りいたしました。
宇土市内での避難所支援活動や、拠点本部である熊本赤十字病院における救護活動など、48時間の活動期間を終え、20日(水)無事帰着いたしました。
今回の経験を生かし、今後もより一層、訓練や演習につとめてまいります。