2024年6月1日 更新
がん化学療法は、新規薬剤の開発やガイドラインの整備など、近年めざましい発展を遂げています。制吐剤やG-CSF製剤などの支持療法薬も進歩し、外来で社会生活を送りながら安全に治療を受けることができるようになりました。
当院の外来化学療法は、患者さまが安全に安心して最善の治療を受けられるよう、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー等の多職種が一丸となり、患者さまの治療をサポートする体制を整えています。
化学療法センターの概要
- テレビ付きリクライニングチェア4台と、ベッド8床(うち個室1床)を備えています。
- 診察室1室と、待合室があります。
- トイレは点滴をしながらでも入りやすいように、広いスペースを確保しています。
スタッフ紹介
化学療法センターは、下記の人員を配置し、運営しています。
毎朝、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士でショートミーティングを行い、当日外来化学療法予定の患者さまの情報を共有し、有害事象発生時にはすぐに対応できる体制をとっています。
- 曜日別専任医師(実際の治療は主治医)
- 看護師 専任看護師5名(がん化学療法看護認定看護師1名を含む)
- 専任薬剤師1名
毎朝、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士でショートミーティングを行い、当日外来化学療法予定の患者さまの情報を共有し、有害事象発生時にはすぐに対応できる体制をとっています。
がん治療と栄養
がん治療において、良好な栄養状態を保つことは治療の継続のために欠かせません。
しかし、「食欲がなくなり、食事がとれなくなった」「副作用もあって何を食べたら良いか分からない」、「栄養をつけてほしいけど、何を作ったら良いか分からない」といった食事・栄養に関するお悩みを聞くことも少なくありません。
当院では、そんな悩みを持つ患者さま及びご家族さまのために、栄養指導・食事相談を行っています。
何か不安なことや悩みなどがあれば、いつでもお気軽に管理栄養士にご相談ください。
化学療法中の患者さまやご家族の食事・栄養に関するお悩みをサポートするためのレシピ「サポめし」を提供しています。
外来化学療法で栄養指導・食事相談を行う患者さまにレシピ集をお渡ししています。
栄養管理部のページでレシピの一部をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
多職種外来化学療法カンファレンス
- 毎週1回、多職種で外来化学療法カンファレンスを実施しています。
- 最新のガイドラインやエビデンスをもとに、患者さまに応じた最適なレジメンを検討し、治療方針等の情報共有や、有害事象に対する対処方法の検討等を行っています。
がん化学療法委員会
- 化学療法に携わる各診療科医師の代表者1名以上、業務に携わる看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士等で構成されています。
- 毎月1回、化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性を評価、承認を行っています。
- その他、化学療法に関するマニュアルの承認や、問題点の検討を行い、患者さまが安全に安心して治療を受けられる環境作りに取り組んでいます。
患者急変等による緊急時の入院体制について
外来化学療法を受けている方が急変等により、医師が入院を必要と判断した場合は、以下のいずれかの対応としております。
平 日 :通院している外来へご連絡ください。
時間外/休日:救急センターへご連絡ください。
- 平日の8:30~17:15は各診療科から地域連携室へ連絡し病床を確保する。
- 時間外や休日は救急センターから当直師長へ連絡し病床を確保する。
- 専任の看護師を常時1名配置し、外来化学療法を受けている患者さまからの電話等による緊急の相談等に、24時間対応できる連絡体制を整備しております。
平 日 :通院している外来へご連絡ください。
時間外/休日:救急センターへご連絡ください。
PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader®が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。